明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
1月6日(日)に今年1回目のセミナーを開催いたしました。テーマは「専科」。年明け、仕事始め前日にもかかわらず、新潟、静岡、愛知、福島など、遠方からもお越しいただきました。
セミナーの内容は以下の通りです。
1)Introduction 3学期授業開きにおすすめの活動「HAPPY NEW YEAR BINGO」の紹介
2)Lecture 事前アンケート結果「専科教員の悩み」発表
講義『専科教員の心得』
①「授業がすべて」・・・「よい授業」づくりのポイント
②「学級経営を大切に」・・・専科の立場から「学級経営」を考えるヒント
3)Discussion&Sharing 4~5人グループで日頃の悩みや現状を伝え合いました。
4)Suggestion(Ⅰ) ※事前アンケートで多かったお悩みについて解決につなげるアイデアやヒントを紹介しました。
①児童理解 ②評価方法 ③担任との打ち合わせ ④ALTとの連携 ⑤時間割の調整
使えそうなツールや教材も紹介しました。
5)Suggestion(Ⅱ) 『3学期スタートダッシュプラン』
①「3学期(3か月)を見通そう」・・・新教材の単元の概略を説明。
②「指導計画(評価計画)を立てよう」・・・何を評価するか(評価の視点)とどこで評価するか、所見はどのあたりで書くのか(評価の場所)を紹介。
6)Summary 『専科教員の心得』③「初心に帰る」
7)Q&A たくさんの質問が出ました。専科教員ならでの質問だけでなく、新教材について、活動についての質問も出ました。
今回改めて思ったのは、専科教員と言っても、地域・学校によって、その立ち位置や役割がかなり違うということです。それは各地域の教育委員会や学校が地域や学校の実態に合わせて、どう専科教員を位置づけるか、どのように期待しているかが違うからだと思います。違うからこそ、専科教員の先生方の悩みもいろいろでした。それらは、複雑でなかなか全部がすぐに解決できないかもしれません。また、孤軍奮闘している方が多く、相談できる相手がいなかったり、情報が不足している状況の中、余計苦しくなっているようでした。今回、参加者でオンラインのグループを作り、相談できる場も設けました。何か困ったら、すぐに投げかけてみる。専科教員が一気に増えるわけではありません。学級担任の先生が小学校外国語教育の中心なのは変わらないと思いますが、専科教員という職ができ、専科教員になった以上、自分たちの立場で子どもたちのために自分たちができることを精一杯していくしかありません。今回のセミナーは、そのことを確認するきっかけになっていればよかったかなと思います。
◆受講者の事後アンケートを一部紹介します。
・とても勉強になりました。ありがとうございました。
・素晴らしい内容でした。3学期にむけて何に力を注げばよいかが明確になり、すっきりしましたし、悩みも解消しました。このような機会を与えてくださり、感謝の気持ちでいっぱいです。
・参加できて本当によかったです。悩みに沿った提案の数々。同じ立場の先生方との情報交換。明日からのエネルギーを得ました。
・担任との子供理解の共有、コメントカードの形で学習内容を伝達するのもいいなあと思いました。
・併用案での年間計画なので、3学期は夏休みの思い出からスタートです。冬休みバージョンで学習しようと思っていましたので、今回頂いたビンゴを単元導入で使おうと思います。講義も含め、様々なご準備に感謝します。
・英語専科向けの研修は今までなかなか見つからなかったので、とても勉強になりました。ありがとうございました。
・今回、同じ立場の先生方と悩みを共有することができ、心が楽になりました。簡単には解決できないことばかりですが、常に「子供ありき」で考えることは…担任であっても専科であっても同じ。今の立場では「外国語を通して」育てていかなければならないことを…当たり前のことですが、再確認できました。ありがとうございました。
・専科の先生方をつないでいただき、本当にありがとうございます。心より感謝申し上げます。
・先生のお話が聞きやすく、とてもよくわかりました。
↑今回のセミナーで配布した資料
↑受講者のディスカッションで出た内容(一部)
次回セミナーは1月26日(土)AM開催です。新教材のUnit9の特集です。専科教員のみならず、学級担任の先生方も是非ご参加ください。残席は1月7日現在で、あと10席ほどとなっております。お申し込みは以下リンクから。↓
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