文部科学省編集の月刊誌「初等教育資料」2018年12月号が発売されました。
今号の第2特集は「外国語活動・外国語~移行期間中における外国語活動の授業づくりのポイント」です。以下、内容のindexの紹介と簡単な解説を付記します。
【論説】移行期間における外国語活動の授業づくりのポイント 直山木綿子先生(文部科学省)
※「言語活動について」「高学年における読むこと・書くことの指導について」解説されています。
【事例1】3年生Let's Try!1を活用した授業 Unit6 アルファベットとなかよし
平良優先生(沖縄県宮古島私立東小学校)
※「意識すべきは、高学年の外国語科へとつながる授業をすること」というご意見には大賛成。アルファベット・文字の学習は、意外と難しく、奥が深いものです。外国語活動で、3年生のUnit6の扱いがとても大切だと私も感じています。いろいろな楽しいActivityを紹介されています。
【事例2】4年生Let's Try!2を活用した授業 Unit2 すきな遊びをつたえよう
川端あみ先生(三重県四日市市立常盤小学校)
※Small Talkや絵本の読み聞かせなど、児童に英語をいかに自然な形で聞かせるかをとても工夫されています。デジタル教材の活用の仕方も解説されています。
【事例3】5年生 We Can!1を活用した外国語科を見据えた外国語活動の授業 Unit3 What do you have on Monday?
迫田直樹先生(千葉県市原市立海上小学校)
※「授業はライブ。子供と織りなす心のコール&レスポンス。」その通りだなと思います。迫田先生は共に学んだ英語教育推進リーダーのお一人。とても熱い先生ですが、その熱いノリの根底には、冷静かつ的確な指導計画があることがよく分かります。
【事例4】6年生 We Can!2を活用した外国語科を見据えた外国語活動の授業 Unit6 What do you want to watch?オリンピック・パラリンピック
福田峻也先生(北九州市立光貞小学校)
※Sounds&Lettersの指導法、Small Talkの実際、書く活動など、新しい学習活動を丁寧に実践されています。
【事例5】短時間学習を取り入れている事例 「ぐんぐん英語」「GO GO ENGLISH」の実践
増田悦子先生(京都市立朱雀第二小学校)
※現在、「心豊かでしなやかに生きる子の育成〜自他を大切にし、進んで互いの気持ちや考えを伝え合おうとする子を育てるための外国語活動の工夫〜」という研究主題で、外国語の研究を進めている同校の実践を紹介しています。全校的に取り組むことで、英語を楽しく使う場面や雰囲気を作ることに成功しています。「絵本の読み聞かせ」の実践例などもとても参考になります。ちなみに2019.1/18に研究発表会が行われるそうです(下にリンクあり)。
また、次号(2019年1月号/2018年12月25日発売予定)『初等教育資料』では、第1特集で外国語教育が取り上げられます。特集タイトルは「新学習指導要領全面実施を見据えた小学校外国語教育の在り方」です。こちらも必見です。
2018年12月号はこちら↓
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