【Report】2021.7.24(土),7.31(土)AM 小学校外国語授業づくり研究会オンラインサロン朝活交流会 開催報告

2021.7.24(土)と7.31(土)に、オンラインサロン朝活交流会を開催しました。

朝の45分間という短い時間に、気軽に参加できる交流会です。先生方は1学期を駆け抜けてこられました。1学期の間、いろいろなことがあったと思います。悩みや心配なこともあるかもしれません。もやもやっとしたまま、夏休みが過ぎていくのはよろしくないと思い、急遽企画しました。申込時に事前にいただいた質問に講師がアドバイスする「皆さんの質問に一気に答えるコーナ―」と参加者の皆さんでざっくばらんに話し合う「交流タイム Group Discussion」の2部構成で行いました。


◆「皆さんの質問に一気に答えるコーナ―」で挙がった質問(一部紹介)

●小学校でCAN-DOリストを活用されている先生に御伺いしたいです。どのように設定され、どのように活用なさっていますか。

●評価について。保護者に評価について説明されていますか?

●既習事項活用の指導法について、教えていただきたい。

●小中連携に関して。中学校の教科書が変わり、小学校で学習したとの認識で中学校は授業を進めることになります。ただ、小学校ではそれらの単語を覚えて書けるということではありません。単語だけではありませんが、中学校への橋渡しどのようにしていくことがよいでしょうか。

●複数校勤務の専科。校内で孤独。同僚とうまく関係性が築けていない。

●小学校評価を効率よくできる方法があれば教えて頂きたい。

●タブレットを自宅に持ち返ることができた場合、英語で何か課題等は出されていますか?

●小学校でペーパーテストについて、どの程度実施するのが理想か。

●小学校Let’s Try!のワークシートをダウンロードする方法を教えてほしい。

●1単位時間のめあてと振り返りの例を教えてください。振り返りをどのようにさせたら、深い学びにつながるのか、教えてください。

●文字のチェックをどこまで厳密にすべきか。

●高学年の教科担任制の話題が気になっています。どうなっていくのか。

●今度、初任者に外国語教育について教えてくださいと言われていますが、勘違いが起こりそうな注意すべきことはありますか。初任者に特に伝えないといけないことは何ですか。

●ティームティーチングについて。練習的な活動やゲームで終わる授業の流れに慣れている担任の先生方と、言語活動の必要性や具体的なやり方などを共通理解し取り組んでいくことに難しさを感じます。

↑こちらへの回答については、オンラインサロン内でシェアしています。


参加者の皆さんの感想です。

・専科の孤独のみならず、忙しさやコロナ禍のせいでお話しする機会が少なくなっているので、交流会はありがたいです。他の先生方のお話をうかがうとほっとします。ありがとうございました。

・短時間でしたが大変勉強になりました。ありがとうございます。アウトプットからインプット、その繰り返し・・というお話にとても共感し、グループの方々からも関連情報を得ることができました。

・質問に対して、ご丁寧に教えて下さり、大変にありがとうございました。①評価のこと、ポイントのどれも不十分だったこと。2学期以降の対策の方向性が見えてきました。学級全体でしか、評価の仕方を共有していなかったので、個別にフィードバックできる方法、担任との共有を検討していきたいと思います。②言語活動主体の授業づくり 使いながら身に付けていく授業づくりの根本を教えていただきました。頭では、言語活動主体を理解していたつもりではいましたが、単元計画、学期を通しての単元構成を、夏休みに考えていきたいと思います。このようなタイミングで1学期の課題を明確にでき、2学期の準備ができることに感謝しています。ありがとうございました。

・短い時間ですが先生にアドバイスを頂き大変有難かったです。僅かな時間にこうしたコーナーがあるのは日々の些細な問題を解決して頂けます。

・今日も朝早くからお世話になりました。初めの色々な先生方からの質問にお答えいただくコーナーでは、自分が質問者でなくても、いつも良いヒントや気付きを頂けて参考になります。また、交流会では、同じ立場(専科)の先生方と、日頃はあまり誰にも話すことが出来ない、悩み(愚痴?)を話すことができ、共有できることが嬉しく思います。各校で事情は様々ですが、専科がある意味、校内で孤独なのは、共通項だと思います。毎回、「頑張ろう。」という前向きな気持ちになれます。このような機会を設けてくださり、本当にありがとうございます。

・短時間でしたが、皆さんと、1学期の実践や反省、2学期にやりたい事など具体的に話をすることができて、非常に有意義でした。ありがとうございました。実際に2学期からどうしようという話になり、他の先生方がそれぞれ自分がやってよかった活動、自分が2学期にむけて考えていることなどを紹介してくださいました。言語活動の時間やフィードバックの時間を確保する方法について、テストの時間を短縮する、指導書の通りの時間では進めないなどの話が出て、自分たちの具体例もお話しました。

・単元テストの必要はあるんだろうかと毎回疑問を持ちながらやってきていたので、先生の点数をつけないというやり方は参考になりました。

・交流会に参加させていただき、ありがとうございました。皆さんのお悩み、質問、どれも共感するものばかりでした。改めて、英語専科が担う役割の大変さを痛感しました。大変だとわかっているけど、辛いこともあったけど、やっぱり授業が楽しいからやめられない。いつか、小学校英語を教える人たちが安心して楽しく過ごせる日が来ることを願っています。ありがとうございました。

・いろいろお話が聞けてよかったです。ありがとうございました。

・専科配置に関する質問にお答えいただき、ありがとうございました。専科か担任か、という両極端な考えばかりでなく、柔軟に捉えるように、また管理職にもアプローチしていけるよう、考えていきます。

・今回の交流では、「振り返り」について話しました。自分なりに改めて整理をしつつあります。自分自身は今年度は中学年を教えていることもあり、毎回同じ枠で授業の終わりに書くようにしていますが、いろいろな分類や機能があるということを頭において見とりたいと思いました。

・悩んでいたことにお応え下さり、とてもとてもスッキリと出来ました。これまでアルファベットは細かく指導してきています。でもテストでは細かい点には注目せず、今迄考えていた通り四線の高さや明らかなミスだけ注目しようと、先生のお話を伺い決断できました。四線の高さ、教科書により違うことなど、知らなかった知識も得ることができました、感謝いたします。また交流では専科の先生方とお話しができて、取り組みやアイディアをシェアできて充実した時間でした。朝から本当にありがたい時間、感謝いたしております。

・はじめての参加でしたが、短い時間に質問に丁寧に回答頂き、情報交換もでき有意義でした。

・短時間でとても有意義な時間です(5月に初めて知り入会させて頂きましたが,感謝と楽しみです)。改めてオンラインでの参加が気軽なものにして下さっています。評価についてのお話もお聞きでき確認と振り返りについて考える機会を得られました。思考の部分の見取りが振り返りからは十分でないな_と感じました。言語活動言わせっぱなしかな?など…先生方の質問から考えさせられたりしました。

・Meeting 中のご教示で日頃もやもやしていることが一つずつはっきりしてまいります。ありがたいです。また、この度はメールでも大切なことを、ありがとうございます。漫然と過ごすことなく2学期に備えたいと思います。

・初めて交流会に参加しました。今年度小学校が初めてだったので、1学期の評価の仕方について質問をしました。皆様同じような観点だったり、経験のある先生も迷われていたりという話を伺い、安心するとともに勉強になりました。また評価が目的の授業にならないよう、評価は児童の成長のためを念頭に2学期の授業計画をしていこうと思います。本日もありがとうございました。

・グループ交流では市によって専科やJETなどのシステムの違いが大きいことを改めて実感しました。同じ思いの先生方とお話しできて刺激になりました。

・質問に的確に答えて頂きありがとうございました。とても分かり易かったです。おっしゃる通り、夏休みは自分の視野を広げる時間にしたいと思います。学んだことを簡単な英語にして子ども達に伝えてみようと思いました。7月29日の報告書も読んでみました。町や学校長の裁量が大きいのかなと思いました。子ども達にとってよい取り組みがたくさんなされるとよいなと思います。ありがとうございました。

・タブレット持ち帰り時の課題について教えて下さり、ありがとうございました。今後、持ち帰りができるようになったときの見通しを持つことができました。

・評価の点について、1学期は課題が多かったので、グループで様々学ぶことができよかったです。担任に評価について文章で共通理解を図っていること、児童に一人一人にフィードバックすること、実践していきたいと思いました。振り返りについて、ワークシート一体型のメリットを理解できました。今は、教科書会社の単元まとめての振り返りを、文言を変えて使っていますが、どのようなものにするか、夏休みに練っていきたいと思います。


今後の交流会は9.5(日)、10/3(日)を予定しています。オンラインサロン会員の方は無料でご参加いただけます。申込不要です。