【Review】『英語教育2020年9月号』特集「新しい生活様式を意識した小学校英語指導のキホン」

大修館書店の月刊誌『英語教育』の最新号が発売されました。今号の特集は「新しい生活様式を意識した小学校英語指導のキホン」です。


第1特集:[誌上研修]新しい生活様式を意識した 小学校英語指導のキホン

●今、あらためて問う 小学校外国語教育の意義と目的(アレン玉井光江)・・・これからの若者に必要な力や教育・授業の在り方、小学校外国語教育の目的について、OECDのプロジェクト「Education2030」やAnnamaria Pinter(ウォーリック大学博士)の著書を基に解説されています。小学校外国語の意義を確認できます。

●小学校で検定教科書を活用して 深い学びを達成する授業への挑戦(西原美幸)・・・検定教科書を使うことになり、既存のカリキュラムとどのように融合していくか、検定教科書の教材研究を行う中で見えた「深い学びを達成する授業」のポイントを3つ紹介しています。

●小学校英語 教材づくりのイロハ(山中隆行)

●あらためて考える 文字指導で大切なこととは(狩野晶子)・・・学習指導要領での「書くこと」の位置づけと内容を確認した上で、文字指導の手順や学習活動について解説されています。

●子どもたちが生き生きとするTeacher Talkの進め方(上原明子)

●小学校英語の 指導と評価の一体化について(中西浩一)

●読み書きでつまずく児童への手立て:特別支援教育の視点から(村上加代子)・・・読み書きに必要な認知スキルには様々あり、それらのスキルが極端に低い場合には、当該児童に合った対応が必要と述べています。「単語がきちんと発音できない、リピートできない様子が見られるケース」「どうしても文字が覚えられない、文字がバラバラになるケース」など、具体的な事例についての対応策を提案しています。

●ICT教材を活かした授業の組み立て方:デジタル教科書は強い味方(渡部靖徳)

●教師の英語を児童に届かせるためにできること(幡井理恵)・・・「児童に届く英語」とは、児童が受信可能、理解可能な英語という意味でよいかと思います。なるべく英語で授業を行うことは大事ではあるが、ただ英語を話せばよいというわけではありません。教師はどのように教室で英語を使うべきか、そのコツと勉強法を紹介しています。


★[コラム]教科書会社による教科書関連教材紹介・・・各教科書会社がそれぞれの教科書の活用法やサポート情報などを紹介しています。必見です。

JUNIOR TOTAL ENGLISH 1・2 教科書の活用方法と現状の取り組み(学校図書 編修部英語課)

ONE WORLD Smiles 5・6 教科書関連サポート紹介(教育出版 編集局英語科

Blue Sky elementary 5・6 新たな年間指導計画作成のヒント(啓林館 編集部)

CROWN Jr. 5・6 HOP, STEP, JUMPで自律的な学習者を育てる(三省堂 英語教科書出版部)

NEW HORIZON Elementary English Course 5・6 教えやすさ・学びやすさを徹底サポート(東京書籍 英語編集部)

Here We Go! 5・6 ウェブサイトからの最新情報の配信(光村図書 英語編集部)


◆小学校英語関連連載記事

●【小学校】Taku先生の小学校英語One Pointアドバイス[6](加藤拓由)「新しい生活様式」と小学校外国語(活動)《後半》・・・新型コロナ対策下での学習活動を①Speaking(やり取り)からListeningへ ②Listeningから文字を使った活動へ ③Listeningから技能統合型の活動へ、の3タイプを紹介しています。 

●【小学校】小学校英語教科書活用のヒント[6](町田智久)読み物教材の活用に向けて・・・読み聞かせなどの読み物教材を使った活動はリスニング能力を伸ばすことにつながるという考えに基づき、読み聞かせの3つのステージ(読む前、読んでいる最中、読んだ後)での具体的な活動を紹介しています。


「英語教育」2020年9月号はコチラ↓


「英語教育」HPでは、連載「英語教師のためのICT活用ガイド」過去記事(3年間分)を期間限定で無償公開しています。公開記事はこちら(2020年8月末まで)↓

小学校外国語授業づくり研究会

小学校外国語科・外国語活動のよりよい授業づくりを追究することを目的とした研究会です。