2019.12.8(日)PM  英語教育ユニバーサルデザイン研究学会 第1回研究大会

英語教育ユニバーサルデザイン研究学会 第1回研究大会のお知らせです。

(HPより)

英語教育のユニバーサルデザイン化をあらゆる分野の皆さまと共に考える会です。すべての学習者が自己肯定感を持って学習に向かうことができる環境づくりを目指します。

テーマ「英語教育におけるUD教育の意義とその実践を考える」

日程 2019年12月8日(日)13:00~17:00(受付12:30~)

会場 早稲田大学 戸山キャンパス 36号館382教室

住所 東京都新宿区戸山1-24-1 36号館382教室

事務局 英語教育ユニバーサルデザイン研究学会

スケジュール

13:00~13:10 開会 総合司会 山野有紀 宇都宮大学 准教授

13:10~14:00 ユニバーサルデザインを意識した英語の読み書き指導について

甲南女子大学准教授 村上加代子

14:00-14:30 中学校英語の現状と課題

大阪市立西中学校 教諭 三木さゆり

14:40-15:10 英語が苦手な生徒の自尊感情を高める授業

群馬県立太田フレックス高等学校 教諭 斎藤理一郎

15:10-15:40 ディスクレシアと英語の学びについて

認定NPO法人エッジ 代表 藤堂栄子

16:00-16:55 シンポジウム 司会 飯島睦美 群馬大学 准教授

16:55-17:00 閉会

****************************************

AUDELL会長 甲南女子大学人間科学部総合子ども学科 准教授 村上加代子 より

****************************************

  令和元年6月、 「英語教育ユニバーサルデザイン研究学会(AUDELL)」が設立されました。本学会(以下 AUDELL)の設立にあたっては多くの方々の支援とご協力を頂きましたことを改めて御礼申し上げます。今回はAUDELL設立後、第一回目の研究大会となります。これまで約10年間継続してきた有志の会が、その理念を多くの人と共有し、学会として最初の一歩を踏み出せたことは日本の英語教育においても大きな意義を持つと信じています。

AUDELL はその目的として「英語教育におけるユニバーサルデザイン教育の科学的研究」、「さまざまな個別の教育的ニーズのある児童生徒への英語教育の質的向上」の二つを掲げています。これまで特別支援教育が主に担ってきた「個別のニーズ」への対応は、今後はいっそう教科ごとの専門領域において深めていくことが期待されています。英語学習のどの段階でどのような学習上の困難が生じているのか、困難を抱える子どもの理解、そして躓きへの適切な対応、また躓きそのものを回避するカリキュラムデザインといった具体的な内容に踏み込むほど、誰もその答えを知らないまま「どう指導(対応)すれば良いのかわからない」と見過ごしている現状があります。こうした状況を変えるためには英語教育の専門家・教員と、特別支援教育学、認知心理学、言語学、言語聴覚士などさまざまな領域の関係者と保護者の協働が欠かせません。すべての子どもにとってわかりやすい英語の学びに向かって、力を合わせ一歩ずつ前に進んで行きましょう。

今回の研究大会は英語教育における子どもたちの困難さに日々向き合ってこられた“先駆者”と言える素晴らしい先生方が登壇され、その実践や経験から学べる機会です。皆様のご参加をお待ちしています。

小学校外国語授業づくり研究会

小学校外国語科・外国語活動のよりよい授業づくりを追究することを目的とした研究会です。