甲南女子大学人間科学部総合こども学科准教授 村上 加代子先生の新刊です。
ユニバーサルデザインの考え方は、特別な支援が必要な児童に限った話ではなく、その名の通り、どの児童にも分かりやすい指導につながります。つまり、児童理解の視野と指導法が広がるわけです。外国語の指導にもとても大切な考え方だと思います。
本書では、単語が覚えられない、読めない・書けない、カタカナ発音になる、英語が嫌い、思春期で活動にのってこない、文法がわからないなどのつまずきを予防する、また既につまずいている場合はその問題を解決できる、小中学校での指導・評価のコツと具体的活動を紹介しています。つまずきポイントや対応策が想定内なら授業はもっとわかりやすくスムーズになります。活動アイディア・教材など実例が豊富に載っています。気になる子の特性への配慮のしかたやフォニックスの取り入れ方もわかります。
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