2018.12.1(土)文教大学教育課題解決セミナー

文教大学主催の教育課題解決セミナーのお知らせです。講師は池田勝久先生(文部科学省初等中等教育局教科書調査官)、阿野 幸一 先生(文教大学国際学部教授)など多数。

【テーマ】「主体的・対話的で深い学び」を実現する英語教師のコア・コンピテンスをめぐって

【講座概要】 2020年度から実施される新学習指導要領において、外国語教育を通じて育成すべき学習者の資質・能力が明確化され、それを支える授業改善の理念として「主体的・対話的で深い学び」の実現が求められています。本セミナーでは、この課題に対する1つの解決策として、J-POSTL(『言語教師のポートフォリオ』)を利用した教員研修を提案します。J-POSTLには、本課題に対応する英語教師のコア・コンピテンスを可視化する自己評価記述文が含まれているからです。セミナーは、カリキュラム・マネジメントに基づく校内研修の重要性(基調講演)、J-POSTLを踏まえた授業実践と校内研修事例(シンポジウム)、及び、研修の在り方(ワークショップ)で構成します。ワークショップでは、講師全員と参加者が自由に話し合う時間を設けています。新学習指導要領の背景には、『ヨーロッパ言語共通参照枠』(CEFR)の言語観・教育観が反映されています。J-POSTLもCEFRをベースに開発されています。 J-POSTLを教員研修に活用する方法について、一緒に考えてみませんか。


【日時】 2018年12月1日(土)13:00~18:00

【対象】 教育行政職、管理職、中堅教員 ※英語教師としての成長を目指す方の受講も可

【受講料】 3,000円   受付後、振込用紙にて

【プログラム】 13:00~13:10 開会(中山 夏恵:文教大学教育学部准教授) 13:10~13:50 講演(池田 勝久:文部科学省初等中等教育局教科書調査官) 教育改革とカリキュラム・マネジメント~変革と創造の時代を生きる子どもたちのために~ 14:00~15:40 シンポジウム 小学校・中学校・高校での教育実践 指定討論者:阿野 幸一(文教大学国際学部教授) 提案者: 【小学校】「小学校英語教育における自立学習の実践」(阿部 志乃:横須賀学院小学校教諭) 【中学校】「授業が成立しにくいクラスに協同学習と相互評価を取り入れた英語授業ー3年間の実践ー」(赤井 晴子:鶴ヶ島市立西中学校教諭) 【高校】「『言語教師のポートフォリオ(J-POSTL)』を利用した校内教員研修」(宮本順紀:茨城県立竜ヶ崎第二高校校長) 15:50~17:35 ワークショップ 司会 清田 洋一(明星大学教育学部教授) 「主体的・対話的で深い学び」 の実現につながるポートフォリオを活用した英語教員研修 提案者: 「次期学習指導要領とJ-POSTL」(吉住香織:神田外語大学英米語学科特任准教授) 「深い学びと異文化理解」(中山夏恵:文教大学教育学部准教授) グループ討論 「ポートフォリオを活用する教員研修の可能性」 17:35~17:55 総括 グループ討論を踏まえた今後の展望(阿野 幸一:文教大学国際学部教授) 17:55~18:00 閉会(中山 夏恵)