2022.10.9(日)に開催された小学校外国語授業づくり研究会10月プレミアムセミナーⅠの開催報告です。文教大学教授 金森強先生をお招きし、「小学校英語教育の在り方~小中接続の工夫~」というテーマでお話しいただきました。
参加者の皆さんからの感想を一部紹介します。
・あっという間の90分でした。小学校教員として、なにを大切にしてきたか、なにを大切にしていきたいかを改めて考える時間となりました。新しいご著書も拝読したいと思います。このような機会を設定していただきありがとうございました。
・いつも多様なジャンルの方を招いてくださり、ありがとございます。本日も大変充実した時間になりました。
・心にしみわたる言葉やお話をたくさん聞かせていただき、初心に戻る機会をいただけたなと感じています。「言葉の教育」はとても難しいですが、「心を育てる」とても大きな責任があるということを励みに今後も尽力していきたいと改めて感じました。
・中学校の下請けという考え方、自分の中にあると気づかされました。でも小学校で育まなければいけないのはcommunication能力や、相手の話を聴く態度だと思うので、これからの授業でより一層気に留めたいと感じました。
・小中連携・接続には、校長のリーダーシップがないとできないと日頃感じています。外国語だけでなく、全教科で、もっと児童・生徒を中心とした学習の連続性が保たれるといいと感じます。中学校に送るために、あれもこれも身に付けさせなくては、と躍起になっていた自分を思い起こします。「コミュニケーションの楽しさ」という点をもう一度考えていきたいです。ありがとうございました。
・今年度の前半が終わり、思うこともさまざまあるこの時に、すばらしいご講義をありがとうございました。今まで行うように言われて夢中で励んできたICT活用についても、落ち着いて考え直さないといけないと思っていたところでした。ご教示に感謝しています。
・東京で支援員をしています。日々の慌ただしさに終われ、大切なことを忘れていたように思います。英語うんぬんの前に、まずは聴く力。それが学びの基本。この言葉が、とても私には重く響きました。この言葉を忘れず、また仕事に向かいたいと思います。
・タイトルから、中高連携のお話と勘違いしていましたが、小学校の英語で大事にしたいことがたくさん詰まっていて改めてこれからの指導につなげていきたい内容でした。とても勉強になりました。ありがとうございました。
・「聴き解く力」を育てることの大切さを学びました。小学校だからできること、大切にしなければいけないこと、言葉の教育(コミュニケーション教育)とは何か等、たくさんのことを学ばさせていただきました。目の前にいる子どもをじっくりと見て、言葉としての英語に慣れ親しませていきたいと思いました。
・世界の英語教育の話もあり大局的でありながら、小中接続の観点から小学校で大切にすべきこともお聞きでき、大変有意義でした。
・小学校での英語教育がいかにあるべきか、原点に立ち返ることのできるセミナーでした。
・目の前の小学校のことしか見えていませんし、考えていませんでしたが、全体を見渡して考えることの大事さを改めて感じました。楽しくないと続くないし、その楽しさはfun でなく、達成感を感じる練習、学びを与えていくようにもっと考えていきたいと思います。すらすら口先だけで発話させるのではなく、コミュニケーションとしての「言葉」だということを意識しながら大事に発話させていきたいと思います。
・どうしても小学校では「ちゃんと4技能全部をできるようにしてあげたい」「書くことが遅れがち」と考えてしまいます。バランス良くというのは、4つの技能を全部同じレベルに揃えるという意味ではなく、学習者の発達段階にふさわしいバランスで行うということ、という説明方法がとてもわかりやすかったです。小学校では音声に慣れ親しむ時間を十分に取ることがバランスの良さにつながる、子どもたちの様子を観察して、その状況に応じてバランスを調節する(その時期に必要な指導を十分にすること)が大切だとわかりました。
・小中連携について、どう連携していくかいつも悩んでいます。今回のお話を聞いて、やはり小学校ならではの授業を続けていくことに勇気をもらえました。
・小学校の英語授業で求められていることを再確認することができました。今年度より専科を担当させて頂くことになり、評価が見とれることに気を取られすぎでいることが気がかりでした。本日のセミナーに参加させていただき、下記について改めて考えてみようと思います。「中学校以降の英語学習への期待を高める授業」「英語学習を継続して行く支えとなるように楽しく学ぶ経験ができる場となる授業」「『聴き解く力』をつける授業」ありがとうございました。
・「小中高と学習指導要領で繋がっている」目から鱗のお言葉でした。教科となり、教科書が入り、追い立てられるような感覚がありました。急ぐ必要はない。その時期の子ども達の発達段階に合わせて、体験をたっぷりと。ゆっくりと。「スマイルかたつむり大作戦」が、長い目で見て、しっかりとした土台を作るのだと思いました。
・広い範囲にわたるお話で勉強になりました。
・改めてコミュニケーション教育について考えさせられました。分かっているはずなのに指導者もつい目先の利益にいきがちで、大事なことを見失いがちになることを自覚しました。素敵な講演でした。ありがとうございました。
・Good Listenerを育てることは、小学校教育の基本だなと、改めて強く認識しました。
・小中接続についてや授業で大切にするポイントがよく理解できました。
・教科書そのままを教えるのではなく、目の前の子供に合わせる。を実践していきたい。
・小中連携の紹介で自校ができてないことがわかったり、外国のTOEFL受験のデータからさまざまことを読み取ったりできてよかったです。
・久しぶりに参加できて、ワクワクしました。やはり、学べる幸せは尊いものです。白石先生、いつも企画運営をありがとうございます。
・過去の過ち…苦笑いで画面を見ていました。今でもこんなことやってる人いますね。そして、good communicaterを育てる、おざなりのme tooじゃなくて、相手に心をもっていく、相手の思いを受け止めた相槌の言葉など、改めて意識すべき内容でした。
・自分で感覚的にやっていることが体系化されて学びになりました。質疑応答がとても参考になりました。
・金森先生のコミュニケーションを大切にする御指導から、自分自身の逸る気持ちを今一度振り返る貴重な機会をいただきました。英語教育の変遷から長いスパンで見たときに小学校時代に大切にしたいこと、さらには中学年でコミュニケーションの素地を養うことが高学年に生きてくることを改めて実感することができました。
・以前、金森先生のお話を拝聴したり、ご著書もよく拝読しておりましたが、忘れかけていた大切なことを、再確認させていただけた思いでした。コミュニケーション=想、聴く力は学びの基本・・・心に留めながら、日々の授業を大切にしたいと思います。
・小学校の外国語教育は、中学校の英語教育の前倒しではないこと。小中連携の鍵は、中学校の先生が、小学校外国語教育を理解することが分かりました。
・英語の授業において、『言葉』として大切に扱うことの重要さ、を教えていただきました。
・とても参考になりました。ありがとうございました。
・金森先生のお話を聞いて、ドキリとしました。自分の授業が、中学の前倒しになっていて、小学校英語で身に付けさせる態度を育むことがおろそかになっていた、と反省しました。ただ、今一緒に組んでいる先生が中学英語の先生で、なんとなく小学校が下請けのような上下関係があり、そこの意識改革からしないといけないな、と長い道のりを覚悟しています。
・小学校への外国語(英語)導入の経緯、日本人が英語を習得するまでには2200時間も学び続けなければならないこと、楽しくないと続かないこと等、改めて教えていただくことができました。過去の過ち(お祭り英語、元気英語、丁寧さの欠如等)に気付き、ペーパーテストでは見取れない他者への思いやりや協働して新しい価値を創造する力の育成をめざした教育をすることが大切だと教えていただきました。また、聴くことの大切さも、よく分かりました。コミュニケーションとは相手のことを想い、相手の方に心を持っていくこと。外国語の学習を通して、傾聴する姿勢や態度を育むことを大切にしていくことが大切だと思います。「言葉を育てることは、心を育てること」という大村はま先生の言葉を心に留め、言葉の教育として国語にも外国語にも共通する点、「ことばをみがき、こころをみがく」という全人教育の立場に立ち返って、子ども達の教育に携わりたいと改めて思いました。
・中学校が大変な状況になっていることを耳にします。中学校から小学校への期待はおおきいことも感じます。だからこそ連携・接続が重要であることを感じます。音声に力を置いた習得については困難を感じています。乳資料リスニングを拝見し、授業の中で文字を出す前に音声で何度も聞かせることが大事だと痛感しました。
2023.1.29(日)にオンラインサロン1月期会員限定で本プレミアムセミナーの見逃し再放送を行います。お申し込みは以下からどうぞ。
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