2022.7.30(土)に、大阪青山大学准教授 山口美穂先生をお招きし、7月プレミアムセミナーを開催しました。テーマは「Small Talk」。先生方も普段、いろいろと悩みながら行っている
ようで、事前の質問もたくさんいただき、関心の高さがうかがえました。
Small Talkに関する著書も出されている山口先生は、現場だったときの実践だけでなく、このセミナー用に、息子さん協力によるデモンストレーション映像もお作りいただき、見せてくださいました。Small Talkの大切さを押さえ、より学習効果の高い方法もご提示しながらも、根底にはそれほど構えることなく、「コミュニケーションを楽しもう!」ということを強調されていました。「使いながら学ぶ」 改めてその根本理念を確認することができました。
山口美穂先生のご著書はこちら↓
参加者の皆さんからの感想を一部ご紹介します。
・スモールトークについて具体的に分かり、良かったです。
・Small Talkは大事だと思いながら今まであまり実践していませんでした。山口先生が紹介した目的・場面・状況を提示してあげたら教師も子どもたちも取り組みやすいなと思いました。2学期から挑戦してみようと思います。
・small talk はいつも悩みながら実践していたので、映像や資料などに加えお話も大変わかりやすかったです。継続すること、スモールステップで行うこと。学校に応じた内容で改めて考えたいと思いました。
・small talkは、教科書の下部に載っている表現を使わなくてはいけないと思い込んでいましたが、アイスブレイクでいいのだと敷居が低くなりました。
・豊富な実践や研究のデータから、Small Talkが既習表現の定着や会話をつなぐことに効果的だと学ぶことができました。普段、手いっぱいで、Teacher’s Talk止まりが多く、児童同士が実践できていませんでした。継続してチャレンジしていきたいと思います。
・その場での即興でのやりとり、一番難しいですよね。一番、逃げたくなる活動です。でも、一回5分でも気楽にという言葉を頂いて、すこしほっとしました。気楽に投げかけてみたいと思います。たくさんの実践例を基にお話して下さってありがとうございました。
・Small talkについて、小中学校どちらでも生かせるヒントを多く得ることができました。特に、子供たちから話題を募集するというのは主体的な学びにつながる感じました。
・山口先生が実際にご自分で実践され、データを取られたことも交えて教えていただいて、より分かりやすく、授業の中でSmall Talkをどう組みこむかということがイメージしやすくて、大変参考になりました。学習は1回め⇒2回目と深まると思いますので、Small Talkも同じですね。Small Talk の流れに児童同士の会話が2回あるのも、中間評価(という内省も踏まえること)によって、よりよい2回目の会話をやり直せるからだというような感じがして、自分の中にすっと入ってきました。そして、最後の振り返りも大切だと仰っていただいたことも頷けます。貴重なお話をありがとうございました。
・話題の提案が、目的場面状況を具体的に示してあり、これならすぐ話したくなりそうです。その中で、既習事項をこのように使えばいいんだよーっていうのをALT も具体的に足掛けしてて、参考になりました。
・具体的でとても勉強になりました。
・実践的で即取り入れたいことがたくさんあり、とてもよかったです。Small Talk こそが、本当の意味での「本番」「本当の会話」だと思います。あるとき突然外国の人と出会ったら、自分の中にあるものだけで話すわけです。どれだけ使えるか、その実践練習がSmall Talkだと思います。最後に山口先生がおっしゃっていたように、「楽しんで気軽に、ちょっと話してみて」こんなスタンスでいいから子供たちにいっぱいチャンスを与えるべきと思いました。同じ題材をしばらくしてからまた登場させてもいいと思いました。二回めなら子供たちも自信をもって話せますし、上手な子供はさらにレベルアップできるし、たどたどしかったかった子供はもう少しスムーズに話せると思います。前回とペアを変えれば飽きずにできると思います。Small Talkをもっと盛り上げていきたいと思いました。
・スモールトークの大切さや実践方法などを学ぶことができました。授業の中にどのように組み込めばいいか、スキルアップするための振り返り方法や、パフォーマンステストへの生かし方など具体的に知ることができ、2学期からさっそく取り入れていこうと思いました。
・Small Talkには目的場面状況が大切だと学ぶことができた。
・Small Talk の効果についての研究をとても興味深く見させていただきました。Small Talkはやはり効果があるのですね、語彙だけでなくコミュニケーションに必要な相槌であったり、それはやはり数多くの実践を経ることで得られることだと確認しました。目的、場面、状況を示し、中間評価を入れ、そのあとの会話2、ふり返りを入れたら、とても10分では収まらない気がします。でも、どうすれば、どこで時間を短縮できるかいろいろ試しながらがんばっていきたいと思います。
・スモールトークにより具体的な場面、状況、目的を設定すると子どもたちが自分の思いを言いやすいことがわかりました。実践の動画もたくさん見せていただき参考になりました。
・いつも実践的なセミナーで、本当に感謝しております。ありがとうございました。
・具体的に様々なことを見せていただいて、早速明日から試したくなりました。Small Talkは準備体操と同じという説明に納得しました。ALTとの打ち合わせ時間がない、というのはよく聞く悩みですが、打ち合わせがなくてもできる、本物の会話の楽しさを見せていただきました。目的場面状況をしっかりと設定しておくことの大切さを改めて認識しました。Small Talkだからと、おろそかにせず、会話の目的をしっかりと確認しようと思います。身近なテーマを設定し、Small Talkを続けていくことは本当に大切なことで、とにかく継続することで様々な効果が得られるとわかりました。ありがとうございました。
・スモールトークの中にも目的場面状況を組み込む必要性を強く実感する機会になりました。またスモールトークが導入された背景等あまり知らなかったので大変勉強になりました。
・なかなか余裕がなく、行き当たりばったりになってしまっていたsmall talkですが、改めて長期的ビジョンを持ってデザインをしなければと考えるきっかけを与えていただきました。ありがとうございました。
・3年前はsmall talkを2回に1回程度、帯で入れていて、reaction wordsや疑問詞を少しずつ導入して会話を長く続けられるような活動を行なっていました。しかし、コロナに影響されるようになって会話が制限されたことから、この時間の大半が書く活動に置き替えられてしまっていました。今年度は一学期に書くことを中心に帯活動を取り入れ、アルファベットの指導が一巡したので、二学期からはsmall talkに時間を当てたいと考えています。今回のセミナーに参加させて頂いて、もう一度small talkを丁寧に積み重ねていこうと思います。学期の変わり目なので、どのように導入していくか、計画して臨みたいです。
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