【Report】2022.4.10(日)小学校外国語授業づくり研究会4月プレミアムセミナーⅠ「小学校外国語の授業で大切にしたいこと~考え方・授業・指導・評価~」(ゲスト:信州大学教授酒井英樹先生)

2022.4.10(日)に開催した4月プレミアムセミナーのレポートです。

ゲストは信州大学教授 酒井英樹先生。「小学校外国語の授業で大切にしたいこと~考え方・授業・指導・評価~」と題し、新年度を迎え、どのような心構えで外国語の授業に臨むべきか、酒井先生の今のお考えをお聞きしました。


参加者の皆さんの感想を一部ご紹介します。

・新年度が始まる前にお聞きすることができ、今年度、何を目標として授業をするのか見通しがクリアになりました。ありがとうございました。

・授業が始まる前のタイミングで素晴らしいご講義でした。やりとりをしながら身に付けること、改めて大切であると確認しました。今年度はコロナの制限の様子を見ながら、やり取りの場面を増やしていきたいと思います。

・この時期に酒井先生のお話を聞く機会を作っていただいて本当にありがとうございます。コミュニケションで学ぶのは言語だけではなく、相手意識もふくまれるという点が、指導者として子供達に生きる力をはぐくむ大切な教育をになっているのだと感じ、身が引きしまる思いでした。

・私自身、学生時代に学んできた第二言語習得理論と、これまでに現場で実践してきたこととを関連付けて考えることがあまりありませんでした。学術的な理論がはどうしても専門書の中での話であり、日々の実践は実践という形でした。しかし、本日の酒井先生のご講演を聞くことで、「実はこの実践は、この理論に基づいていたんだ」「この実践は、この理論を取り入れると更によくなるかもしてない」等、理論と実践を考える機会をいただいたように思います。点と点がつながり、線になったような感覚を覚えました。

・酒井先生のお話を拝聴できる機会をくださり感謝申し上げます。初めてのセミナーでしたが、和気あいあいとした雰囲気で、楽しく参加できました。たいへん勉強になりました。ありがとうございました。

・具体的な例を見せながらの理論、とても理解が進みました。

・Do Learn Do again という方法で、言語活動を通して資質能力を育成することが大切だとわかりました。意識して取り入れていきたいです。また、既習から始めて未習へつなげ、知的におもしろい展開を考えていきたいと思いました。

・今年専科2年目になるので、昨年度の児童の様子を思い浮かべながら、授業改善を図っていく1年になります。今回のセミナーを通して単元目標が児童に関わりがあり、ワクワクする内容になっているかを再確認し、児童が主体的に取り組める内容にしていこうと思います。このタイミングで酒井先生のお話が聞けて、さらにやる気になりました。

・大変勉強になりました。指導要領の理論的な話だけでなく、実際に授業を見ての実践場面での例を具体として教えて頂き、自分の中で小学校英語で大切にしたいことを整理することができました。

・酒井先生のお話は理論が実践の中でどのように生かされるのか、働くのかということが分かりやすく、授業を思い出しながらそういうことかと理解できることが多いです。今回の「小学校の授業で大切にしたいこと」は現場でも大学生にも伝えていきたいです。

・指導の順序は声掛けの一つ一つで、どのような背景で、どのように計画し行動したらよいかについて、わかりやすくお話いただき、大変有意義な時間となりました。意味の交渉について具体例をあげて丁寧に説明していただきました。表面的にな授業が流れているように見えても、シグナルをキャッチして問題解決のためのやりとりを行うことこそ、気付きや学びがおきる瞬間で、適切な対応をしたらまた本来の会話の流れに戻る、このプロセスを大切にしたいと思います。分節化してカタマリを強調したインプットや、児童の発話の状況に応じた適切なリキャストなど、指導者としての発話の内容を決めるポイントも具体例とともにお話いただきました。漫然と発話せず、最適な発言ができるように日頃から注意したいと改めて思いました。

・何を大切に授業をしていったら良いか再確認できました。

・以前酒井先生のお話を伺った時と同様、様々な気付きがありました。先生がおっしゃっていることが以前より深く理解できたように思います。忘れていたこと、あまり意識できていなかったことを再確認できました。いい機会をいただき、ありがとうございました。

・大変密度の濃い内容でした。明日から授業が始まる時期に3倍速で大切なポイントの確認をして頂けたようなセミナーでした。外国語の指導者として<気づく力>と<言い換える力>が大切な事は、日頃から自覚し、心がけて来ましたが、本セミナーで酒井先生が繰り返し強調されていらしたので、さらに、その点を意識した新年度にしようと決意いたしました。

・Students learn how to communicate by communicating. という言葉通り、実際にやり取りを通して、先生や友達の良さを自分の中に取り入れていきながら学んでいくことの大切さが分かり、やり取りをする時間を今年度はできるだけたくさん取っていこうと思いました。子供たちの既知の表現や知識を生かしながら、少しずつ知っていること、使えることを増やしていくことができる楽しさを子供たちに感じさせていきたいと思いました。ありがとうございました。

・今回のテーマは4月当初の仕切り直しとして、小学校外国語の授業について考え直す良い機会となりました。

・酒井先生は今から約12年前に私が支援員になった頃、ある研修会で講師としていらっしゃった記憶があります。当時から小学校英語について熱心に研究なさっていられて今日のように何を大切にしなくてはいけないか、ご指導下さいました。今日は第二言語習得論を基にした濃い内容で気づきを促せることが大事だということが印象に残りました。日頃の授業に上手く取り入れたいと思います。ありがとうございました。

・白石先生も言われていたように、この時期にいろいろなことを全体的に確認できたことが良かったです。個人的には1人対みんなのペアモデルをやってみようと思いました。

・自分が何となくやっていたことも酒井先生のお言葉により言語化され、意識化されました。具体を話していても必ず指導要領に立ち返ってくださるので、分かりやすく、そこでもまた気づかされました。あっという間の時間で、もう少しお話が聞きたいと思いました。ありがとうございました。

・今一度、小学校外国語教育で何を大切にしなくてはいけないのか、どこを目指していけば良いのかを確認することができました。また、自分自身の実践についても立ち止まって振り返る機会となりました。ありがとうございました。

・酒井先生にの幅広いお話は、新学期を迎えるに非常に学びになりました。専科の専門性向上と、孤立を防ぐ視点で、これから市内の研修に携わろうと思います。

・気付きを通して学ぶ、アウトプットしながら学ぶ、ということを考えさせられました。

・新学期で疲れていたところ、元気が出てきました。参加してよかったです。

・小学校外国語の授業において、大切にしたいことを学習指導要領をポイントをおさえて御指導下さり、年度初めのタイミングで学ぶことができよかったです。時間が足りなかった部分は、レジュメを拝見してまた学びを深めていきたいと思います。

・今まで分かったつもりでいたことも、さらに深く学べて、新年度にふさわしいセミナーでした。

・幅広い内容を具体的な表現を交えて説明していただけて、大変わかりやすかったです。