少し前のニュースですが、紹介します。
文部科学省は、教員のグローバル化を推進する取り組み「トビタテ!教員プロジェクト」を2017年8月に始動した。グローバル人材の育成に向けて、次期学習指導要領も大きく変わります。教員自身がグローバル化しなくてはいけないという観点から、本プロジェクトが生まれました。在外教育施設に派遣している教員を対象に、戦略的な「グローバル教員」の育成を目指していくとのことです。
小学校英語教育関連で見ると、「小学校英語教育早期化・教科化に対応する英語教育リーダー育成」が一つの課題として挙げられており、
●英語圏の日本人学校と近隣補習授業校に若手教員を併任派遣して、現地校とも交流しつつ英語教育指導のスキルアップ
●在外教育施設における英語等グローバル教育の先進プログラムの開発
などが計画されています。
在外教育施設は世界50か国以上にあり、約4万人の小中学生に対して、日本から派遣された1300名近い先生が、国内と同様のさまざまな教育カリキュラムを行っています。
ですが、派遣教員数はここ10年減少しており、本来は国内の学校と比べ8割の教員を確保すべきところ、現状では7割程度しか確保されていらず、問題視されています。
自分も経験はないですが、経験者の方の話を聞くと、海外での教員経験は、語学力のみならず、教員としての幅を大きく広げるのは間違いありません。ぜひ多くの先生に在外教育施設での勤務を希望してチャレンジしてもらいたいなと思います。
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