【Report】2020.11.15(日)小学校外国語授業づくり研究会テーマ別講座「話すこと[やり取り]の指導の工夫」実施報告

2020.11.15(日)に開催したテーマ別講座「話すこと[やり取り]の指導の工夫」のレポートです。

「話すこと[やり取り]」は、買い物やレストラン、道案内など、小学校で英語活動が始まったころから、その中心的な学習活動でした。4技能5領域を扱うようになっても、子どもたちが生き生きと活動するのは、この「話すこと[やり取り]」ではないでしょうか。いろいろな題材で、場面設定で、友達とやり取りをする。とても分かりやすいコミュニケーションの姿です。今はコロナの影響で、なかなか通常通りとはいかないかもしれませんが、感染防止の配慮をしながら取り組んでいきたいものです。


まず、学習指導要領やその解説のポイントを説明。

次に、指導の工夫・アイデアや実践事例を紹介しました。また、評価についても国研の資料の該当部分を説明しました。

グループディスカッションでは、参加者の皆さん同士で、悩みを相談したり、実践を紹介し合ったりしていました。

以下、参加者の皆さんからの感想です。

・いつも最新で役に立つ情報をありがとうございます。コロナで子供たちのやりとりが制限される中、どのように工夫して活動を進めていくかが課題であると感じました。

・評価や指導法の理論的なお話かな、と思っていました。もちろんそれでもいいと思っていたのですが、想像以上に具体的な手法や工夫のあり方について白石先生のご実践をわかりやすくシェア下さったので、明日からすぐにでも取り組みたいと思うことばかりでした。こんなに惜しみなく教えたいただいて良いのかしら、というくらい!

ニューホライズンのUNIT 6で、カフェ形式でのやり取り込みの発表を考えています。その方法も取り上げてくださっていたので、わかり易かったです!

・自分では読み解くことが難しい指導書から解説いただき助かりました。先生のたくさんの実践と、子供達の具体的な動かし方がわかり学びになりました。

・学習指導要領に示された、「やりとり」の基本的な目標や考え方を、白石先生の説明をお伺いして、改めて整理することができました。ありがとうございます。

・やり取りのゴール活動で定型化したものを提示しないということが、印象的でした。また、評価にあたっては、即興的に、かつ、会話の成立度を重視することが大切だと気づかされました。

・やりとりをゴールにゆらするための単元構成の工夫、足場がけ、場の設定など、大変勉強になりました。

・「思考の働くやり取り」:内容を考える、即興的に考える、言い方や伝え方を考える、が一番心に残りました。思考の余地のある課題設定に心がけていきたいです。

・話すこと(やり取り)に関しては日頃から難しさを感じています。なかなか定型文の域から出ることができていません。子どもの思いや即興性のあるやり取りを目指すために、日々のスモールトークなどで子どもたちに使わせたい表現を積極的に使ったり、習った英語で子どもたち同士でのやり取りをしたり、日々のメニューをこなすので精一杯のところがありますが、もっといろいろチャレンジしていきたいです。

・いろいろな事がとても参考になりました。特にこれもありなんだと思ったのは、フレーズ練習の方法です。私の勤務校の児童には、わかりやすく、楽しく声に出して練習できると思いました。

・どのような活動パターンがあるか、でご紹介いただいた「見取りやすい活動パターン」が大変参考になりました。ありがとうございます。

・正確性より成立度重視、評価規準も低めに、のお話を聞いて気持ちが楽になりました。精選して、なおかつ、思考が働くやりとり活動を設定できるようにしていきたいです。

・児童にどこまで文を提示するのかが難しいと思いました。決まりきった文以外の表現を積極的に使っていくにはどうすればよいのかよく悩みます。

・やりとりにも、思考を働かせたやり取りや即興で行うやり取りなど、様々なやり取りがあるということを改めて知り、意識して取り組んでいきたいと思いました。

・話すこと(やり取り)の捉え方やその評価の仕方、見とるポイントなど、多く勉強させて頂きました。ありがとうございました。


今回のテーマ別講座の資料は、オンラインサロン内でも公開中です。


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