2019年度JACET関東支部・東洋大学共催企画(第2回)のお知らせです。
講演会 :発達障害のある児童生徒の英語学習における課題
講演者 : 村上 加代子(甲南女子大学人間科学部総合子ども学科准教授)
日 時 : 2019年5月11日 (土) 16:00-17:20
場 所 : 東洋大学白山キャンパス1号館1506教室
・交通アクセス: https://www.toyo.ac.jp/about/access/hakusan/
参加費 : 無料 (事前申込不要)
問合せ先 : JACET関東支部事務局 jacet.kanto.office@gmail.com
(@は半角にしてください)
講演概要
英語教育において学習困難者の存在は決して珍しくなく、程度の差はあれ、授業についてこられない生徒は「スローラーナー」などの用語で説明されてきた。しかしながら個々の困難さの原因や効果的な解決策はほとんど明らかにされていない。さらに深刻な問題は、支援の専門家であるはずの特別支援教育にかかわる教員ですら英語教育の支援はお手上げ状態であり、日本では「通常授業の英語学習についていけない」イコール「英語をあきらめる」選択肢しかないことである。しかし小学校からの教科化、そして小中高の連携が進められている今、こうした現状を変えていく必要がある。本発表では、人口の10%にも及ぶと言われる英語圏の読み困難(ディスレクシア)とその認知的要因について概説し、早期からの教育的介入について紹介する。日本では学習障害(LD)児童生徒がどのようなことに困難を抱えるのか、事例とともにこれからの日本の英語教育の課題について述べる。
講演者略歴 :村上 加代子 甲南女子大学人間科学部総合子ども学科准教授。英語教育ユニバーサルデザイン研究会代表。
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