【Report】2023.1.9(月・祝) 小学校外国語授業づくり研究会1月プレミアムセミナー「児童の学びに向かう力と自律性を育てる指導と評価:ストラテジーにも焦点をあてて」開催報告

2023.1.9(月・祝)、小学校外国語授業づくり研究会1月プレミアムセミナーを開催しました。関西学院大学教授 泉惠美子先生をお招きし、「児童の学びに向かう力と自律性を育てる指導と評価:ストラテジーにも焦点をあてて」というテーマでご講義いただきました。

大学の講義1シーズン分をぎゅぎゅっとつめこんだような、圧倒的な質・量のお話に、私たちの冬休みの頭も一気に目覚めたような、そんなセミナーでした。


参加者の皆さんからの感想の一部を紹介します。

・セミナーのタイトルに、とても惹きつけられ必ず参加したいと考えていたので、今回お話を聞くことができ、とても嬉しかったです。泉先生のお話を聞かせていただいて、学びに向かう姿勢とは何なのか深く考えることができました。どうしても指導方法や教授方法ばかりに焦点が当てられることが多いですが、学びに向かう力についても考えていく必要があると強く感じました。

・3学期開始直前のこの時期に、指導や児童への向き合う姿勢を改めて見直す素敵な機会になりました。個人的に専科、600人という児童数を見ていて、なかなか児童の顔と名前が一致しにくいわたしにとって、どんな評価材料で主体的に学びに向かう態度を見取れば無理がないか、確かな評価か本日の学びを軸にもう一度考えてみようと思います。

・前日のTeachers’ Market の内容を研究や理論から裏付けて行くような展開で、密度の濃い内容でしたが、現場での実感を伴う点も多く、頭の中が整理されて行くのを感じました。

・非常に多くの情報と講義内容をありがとうございました。

・自分たちの実践について(「主体的な態度」の評価等)の理論的裏付けを学べた気がしました。

・振り返りシートの活用のさせ方が具体的にわかってありがたかったです。

・盛り沢山でしたが、後で資料を見直しながらセミナーの内容を咀嚼したいと思います。ありがとうございました。

・とても勉強になりました。怒涛の量の様々な概念や教育用語がたくさんでて、いろんなインプットができました。

・いつも評価をするときに困っている観点でした。具体的な実践もあったので分かりやすかったです。

・主体的学ぶ態度について、多くの学びがありました。本日はありがとうございました。

・大変勉強になりました。 多様な観点からお話をしていただき、「学びに向かう力」を広く捉えると同時に、深めることもできました。泉先生のお話をうかがいながら、授業を通して自然に身につくものとぼんやり思っていたことに気付かされました。教師が意図して指導すべきことだという視点を与えていただきましたし、そのためにどのような方法があるのかを教えて頂きました。整理して新学期の授業に活かしていきたいと思います。

・改めて自分の改善点に気付きました。子供をよく見て子供を理解して子供の状態をよく見て授業を進める、教師が対応するということをもっとやっていかなければと思いました。KASAを意識して授業改善していきたいと思います。ポートフォリオも実践したいと思いながらなかなかできないでいました。今年はタブレットを上手に活用して行ってみようと思います。自分が教師として取り組んでいくべきことに気付かされました。本当にありがとうございました。

・国内外の研究から幅広くお話し下さり、あっという間の2時間でした。学びに向かう力と、自立性を育てていくことに課題を感じていますので、メモを取る手が休まりませんでした。Communication Strategyの場面ごとの対処法が分かりやすく、中間評価やEnglish Roomの掲示に生かしていきたいと思いました。

・大変幅広い内容のことをお話しいただき、新たな視点を取り入れることができました。特にコミュニケーションを継続するための多様なstrategyは、ぜひ授業で扱い、子供達にも自由に活用できるようになってもらいたいと感じます。文法や表現が完全に備わっていなくても、様々なstrategyを活用することでコミュニケーションが可能になるということを体験的に知り、挑戦するようになっていってほしいです。

・領域も、過去から今に至るまでの研究の流れも、幅広かったのもかかわらず、段階的にまた関連づけながらお話しいただいたので、大変わかりやすかったです。時間の制約で今回省略された部分を、ぜひ第2弾でお聞かせ願いたいです。

・非常に興味深いテーマで、2時間があっという間に過ぎてしまっていました。新学習指導要領が示している3つの資質・能力のうち、『学びに向かう力・人間性等』という資質・能力については、どういうバックグラウンドがあり、どのような経緯を通って、今のような粘り強さや学習の自己調整という2つのポイントに絞っていくことになったのか昔から気になっていたので、その部分について理論的な部分と、実践的な部分の両方向から教えていただけてとても学びの多い、有意義な時間を過ごすことができました。ありがとうございました。

・今回のセミナーの内容が、私の疑問や抱えていたモヤモヤに、ジャストミートでした。やはり、学びに向かう人間性は、当然ですが多面的に働きかけていくことで、育んでいくものだということが本日のお話しでよくわかりました。また、長期的に評価していく必要があるということがよく分かりました。まだ、頭の中が整理できていませんが、これからじっくりと考えて、まず、できることから始めていこうと思います。ありがとうございました。

・「主体的に学習に取り組む態度をどう育成するか?」は、自分自身の大きな課題でもあり、今回のお話は理論的な部分に加え、現場の先生方の実践までお聞きでき、大変勉強になりました。ありがとうございました。

・子供たちの学びに向かう力を育てるために行なっていることを再度確認していきたいと思いました。できるようになることに焦点を当てすぎていることに改めて気づきました。

・学びに向かう人間性について、今日は基本的なところからお話をしていただきありがたかったです。ただ、内容が多岐に渡っていたので、今日の内容を理解できるまでにまだ時間がかかりそうです。それでも、たくさんのヒントをいただきました。ありがとうございます!

・初めて泉先生の講演を聞かせて頂きました。海外の理論や資料も交えて紹介して下さり、参考になりました。

・「学びに向かう人間性」を、様々な切り口から、わかりやすく示していただいたので、改めて、この観点の深さと重要性を感じることができました。ありがとうございました。

・たくさんの情報をいただき、学びがたくさんありました。

・幅広くお話を伺うことができました。ストラテジー育成の、エビデンスを伴う、具体的な実践研究の結果についてもお話を伺えればと思います。

・学びに向かう力を育てる方法や、論理的な背景知識について、限られた時間ながら網羅的にご紹介いただきました。振り返りシートの具体的な活用、評価基準の公開、中間評価で自己の変容を自覚した上で改めて自信が学習する方略を見直して自己調整するできるようにすること、多様な評価方法を活用することなど大切にしていきたいと思います。また、ストラテジーがたくさんわかっているからこそ、レジリエンスを身につけることが出来る、ひととつながる力(Mediation)が大切、小学校では曖昧さに耐える力と間違いを恐れない気持ちを育てたいなど、大切なメッセージをありがとうございました。GRIT(Guts Resilience Initiative Tenacity)は早速いくつかウエブサイトを読んでみました。学び続けるためのキーワードはGRIT以外にもたくさん教えていただきました。

・今日のお話はとてもたくさんのことが詰まっており、大変ためになりましたが、全体的に流れが早く、もう一度レジュメを見ながら、復習して自分のものにしたいと思いました。

・とても関心のあるテーマについてお話が聞けて、うれしかったです。泉先生を講師に迎えたお話をまた伺いたいです。