2022.12.25(日)、先生方の実践報告会Teachers' Marketを開催しました。
太田先生は、東京都荒川区で英語教育アドバイザーという立場でお仕事をされています。先生方とALTの授業づくりを支える立場とでもいいましょうか。コーディネーター的な立場です。現在の勤務校は4年目だそうですが、「学校全体で英語教育を進めている」、そんな雰囲気を感じさせる取り組みをされていました。このシステムは、荒川区では相当前から導入されていますが、他地域でもとても参考になるかと思います。
土井先生は、3校勤務の専科の先生。複数校で授業をするというのは、いろいろな難しさ、制約があります。土井先生はICTを駆使しながら、どうやったらうまく授業を行うことができるか、考えに考えて、今のスタイルを築き上げられました。複数校勤務専科は、きっといろいろな地域でいらっしゃると思いますが、きっと独自のお悩みを感じていらっしゃると思います。とても参考になるお話を聞かせていただきました。
萩原先生は、中学での経験もおありで、現在は勤務校で専科をされています。「思考力」をどうしたら育てられるのか、どう指導したらよいのか、どう評価するのかを、あれこれ試しながら、そして子どもたちの姿から、気付いたり、考え直したりしてこられました。子供たちの振り返りへの丁寧なコメントや、一つ一つの反応から深く考えている姿にとても感銘を受けました。
3人の先生方いずれも、バックグラウンドや経歴、お立場は違いますが、真摯に子どもの成長への願いや、外国語教育に対する熱い想いというものをお持ちでした。それにも心を打たれました。
オンラインサロンでは、先生方の資料をシェアしています。資料はこちら。是非ご覧ください。
参加者の皆さんからの感想を一部紹介します。
・具体的な内容が満載で大変勉強になりました。それぞれの先生の取り組みが自分の授業へのヒントになりました、ありがとうございました。
・オーストラリアの子供たちが教育によって育っているということが興味深かったです。そのような実体験のもと、一年から6年までのテーマを具体的に考えられていて勉強になりました。素晴らしい英語環境の英語室の掲示もダイナミックで、学年で一つのものを作り上げるという発想がなかったので、いつか構想を練ってみたいと思います。
・「いつでもどこでも」の視点を学ばせていただきました。今ある環境の中で、何ができて何ができないのか、そこにICTの活用により、可能にしていく。ICTが得意ではないので、できるところから実践していきたいと思います。ABC race、素晴らしい教材ですね。ぜひ隙間時間用に3学期から活用していきたいと思います。
・ユニバーサルデザインのワークシート、なるほどと思いました。英文だけでは理解できないつまずきがクリアになりますね。「思考を重ねる」ことができるような単元構成ができてこそなんだと感じました。
・このような素敵な会を企画して下さり、ありがとうございます。そして、低学年の実践も中学年につながる実践で勉強になりました。3年のアルファベットすごろくが気になりました。どこかで機会がありましたら、教えていただきたいです。よろしくお願いいたします。
・とっても素敵な外国語教室と掲示物の紹介ありがとうございました。先生の描かれる絵カードが、分かりやすくて温かみもあり、ステキだなと思いました。アドバイザーがいらっしゃると担任や専科は、とても心強いですね。
・2校兼務でも大変なのに、3校兼務は本当に大変かと思います。たくさんのICTを駆使した実践の紹介をありがとうございました。私も、少しずつ必要に応じてICT化していこうと考えていたところなので、大変参考になりました。また有益はHPの紹介などもありがとうございました。
・思考力判断力表現力の指導や評価については、本当に試行錯誤なのですが、先生の実践からヒントもいただきました。また色々とお話したいです。
・英語教育アドバイザーというのを初めて知りましたが、教師とALTの橋渡しになったり、英語ルーム作りを作られたり、荒川区は素晴らしいことをしているなと感じました。本物の英語ルームを見たことはないのですが、いつか自分が作ることになった時に、ぜひ参考にさせていただきたいと思います。ありがとうございました。
・思考判断表現はいつも迷うところなので、悩みを共有できてよかったです。振り返りのコメントなども、とても参考になりました。ありがとうございました。
・すばらしい実践の数々、ご紹介いただきありがとうございました。教室にいる3人の大人が子どもたちとどう関わっていくか、太田先生が中心になってイメージを描いて日々の実践を重ねてこられた様子がわかりました。最後の図書リストも私の大好きな本も入っていたので、早速知らなかった本も読んでみます。ありがとうございました。
・Google Classroomでルブリックが使えるのがとても便利そうです。振り返りシートに必ずルブリックを貼っておられるというのが、大変参考になりました。評価基準を漠然と何となくわかっているだけになりがちで、しっかり意識していてもらうことはなかなか難しいと感じていました。ありがとうございました。
・中学年から、聞き手のことを考えて工夫するように指導しておられることで、高学年になったときに何を伝えたいかがしっかりわかる、細かいところまで工夫できる子どもたちが育つのだと感じました。一人一人の「これを伝えたい」にしっかりと寄り添って指導をしておられるからこそ、子どもたちが言葉の選び方と内容の選び方、しっかり両方考えながら英語を使えているのだと思います。ありがとうございました。
・様々な角度から、小学校外国語教育に関する素敵なお話を聞かせて頂きました。先生方のお話を聞いて、目の前の子どもの成長に繋がる実践を行っていきたいなと強く感じました。素晴らしいお話をありがとうございました!
・これはいつも感じることですが、小学校の教科の中で、良くも悪くも英語ほど教え方が異なり、講師に委ねられる教科はないのではないかと実に様々な取り組みがあるなと感じました。大変勉強になりました。ありがとうございました
・それぞれがそれぞれのお立場で「子どもたちのために」と信念を持って外国語教育に取り組まれ、様々な工夫をされていることに感銘を受けました。3学期の授業のヒントもたくさんいただき、有難かったです。本日はどうもありがとうございました。
・本日は大変有意義な発表をありがとうございました。ICTを有効に活用すれば3校兼務も可能であることがわかりました。いろいろなサイトをご紹介くださりありがとうございました。
・共感することが多く、励みになりました。ありがとうございました。
・ICTを使いこなせば、もっとペーパーレスにできる!使える実例を、具体的に見せて頂けました。取り入れられるものを現場でも提案して行きたいです。有難うございました。
・スピーチ原稿の絵文字?(まんが?)が、とてもわかりやすく、可愛らしく、いいなと思って見ておりました。参考にさせて下さい。<思考>への問いかけも、大切な切り口へのヒントになりました。有難うございました。
・3校兼務で大変なのにICTをうまく活用して、効率的にお仕事をしていて見習いたいと思いました。
・思考力の育成という面ではとても賛同できる面が多かったです。初めはメモ程度で最後に文を書かせるという点もいいと思います。思考力の育成は私も既習事項を入れさせたり、発表の際構成を考えさせたり、やり取りの際は質問を入れるようにさせたりしています。ここができるようになると、自分らしさが出たやり取りや発表になると思います。すばらしいご実践をご紹介くださり、ありがとうございました。
・小学校外国語に関係するお仕事の幅を知りました!自分が授業するだけでなく、サポートに徹することの大切さを感じました。短気で直上的な私には到底できない仕事内容や温かい働きかけに、温かい先生のお人柄を感じました。5年「未来の時間割を考えよう亅、PBLやCLIL 的、協働的にもとても面白そうです。いつか実践してみたいです。教えてくださってありがとうございました!
・同じ静岡県内の先生の実践を知ることができて、本当にありがたかったです。市内で協力し合っている先生方の取り組み、とても羨ましく拝見しました。勤務地域では小学校が3校しかないので、専科の私はここまで一人で実践と研修を深めることしか出来ませんでした。
・複数校専科教員をする大変さも感じることができました。先生はお話されませんでしたが、大人の人間関係の取り方も難しそうです‥先生のICT活用した仕事術、私も真似して外国語担当としての仕事量を圧縮したいと思います。中学校の先生からの小学校で押さえておくべき項目、教えて頂きありがとうございました!自分の考えや目指すレベルが間違っていない、と少し自信がもてました。お身体を大切に、これからもご活躍されることをお祈りしています。
次回のTeachers' Marketは2023年1月8日(日)開催です。
詳細・お申し込みはこちらをどうぞ。
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